皆さんこんにちは、伊吹です。
今回はタイトルの通り、黒部立山アルペンルートの室堂に行った際に高山病になってしまった話です。面白みのない話ですが、実際に起こった体験談として記載させていただきます。また、あわせて5月の室堂散策を行った際に感じた持って行った方がいい装備を記載しています。
高山病編
前回まで3回に続けて富山に行った記事を書いていましたが、実は室堂で宿に泊まり翌朝目覚めると高山病の症状が出ていました。
高山病については以下のサイトに詳細が記載されていますので是非一度読んでみてください。
基本的に標高2,000m~2,500mを境に発症しやすいみたいです。また当日の体調や標高を一気に上げたりすると症状が出やすい模様です。
私が黒部立山アルペンルートに行った際の状態は、体調は熱はないが少し微妙だった、移動の夜行バスであまり睡眠がとれていなく睡眠不足気味、富山駅(ほぼ海抜0m地点)から一気に2,400mまで標高を上げた、夕食時に少量であるが飲酒をした、宿泊時は8人部屋の相部屋でいびきが聞こえて熟睡できなかった。
上記の状況で高山病を発症しました。改めて記載すると高山病にならないように注意しなければいけないことを全て網羅している顛末ですね。
黒部立山アルペンルートは手軽に絶景を楽しむことが出来ますが、標高は2,400mであり高山病が発生する可能性が大いにあり得る場所となっています。家族やグループで訪れた際に同行者が体調がすぐれない等の様子が見られたら高山病の可能性があることを覚えておいてください。
私の場合は朝起きて自分の症状から推察し、体調の悪化か高山病の二択だったので本当は雷鳥沢まで行きたかった散策を諦め立山駅まで引き返しました。立山駅まで戻って少しゆっくりしていると体調は一気に回復し、その後は何事もなかったように五箇山観光をしてきました。
高山病のような症状が出た際や出ている方がいた場合は無理をさせず観光を諦めて、標高を下げることをお勧めします。また、富山側からきて黒部ダムまで行く場合は黒部ダムの標高は1500m程度なので黒部ダムへ先に向かうのも一つの選択肢になると思われます。
装備編
そして、今回室堂を散策しようと思い色々とネットを探しましたが、この時期は登山する人はいても散策する人は中々いないようで情報がありませんでした。私が少し散策して必要だと感じた装備品を記載します。こちらはあくまで私が感じた装備品です。これから行くことを考えている方は鵜呑みにせず天気予報と行動予定と照らし合わせてしっかり考えて下さいね。
※登山するレベルのではないので登山を考えている方は参考になりません。
●サングラス(ゴーグル)
一面雪景色となっているため、太陽が照っていると非常に目がチカチカしてきます。散策を考えている方は雪目にならないようにサングラス装着を。
●防水の登山靴(ハイカット)
雪道を歩くのでスニーカーでは厳しく、防水性がないと足が濡れて冷えてしまいますので、必ず防水の効いた靴を。
●防寒対策用品(風が吹いている温度一桁前半での行動に対応できるもの)
上下は防水、防風の効いた暖かい恰好にプラス防寒用の帽子や手袋。(ズボンは防水・防風までは不要かもしれませんが、雷鳥を撮る際にしゃがむ可能性を考慮すると防水は必須です)動くと暑いので温度調整が可能な服装。
あってよかった装備
●トレッキングポール(ストック)
雪道で滑る上にカメラ等の機材を背負っているのであると安心。
天気によっては必要かなと思った装備
●チェーンスパイク・軽アイゼンなどの滑り止め
行く日の前日や当日の気温によりますが、冷え込んで一度溶けた雪が凍ってアイスバーンになってることがあります。
日中も寒い予報の時は滑り止めを持って行った方がいいでしょう。
(5月ではなく10月下旬の際は凍っており滑り止めを装備してなかったら滑って転びました)
以上が私が行った際に必要だと感じた装備品です。あくまで私が訪れた時に感じたものなので、実際の行く前日や当日の天候や散策範囲を考えて用意してください。この時期はまだ荒天時は雪が降るので前日に雪が降っていると新雪の上を歩く可能性もあるのでご注意下さい。また、この時期の立山に訪れる方はこちらから訪れる場所が登山届等が必要になるか確認を行ってから散策を行ってください。
また、必要と感じた装備については大体は立山駅でレンタルできるみたいです。
黒部立山アルペンルートは非常に美しい風景を見ることが出来る場所ですが、訪問の際には多少なりともリスクはあることを頭の片隅に入れていただけれるとありがたいです。高山病にかかって泣く泣く撤退した私ですが次回は体調万全で、標高の上げ方等色々と考えてまた懲りずに行きたいと考えているほど魅力のある場所です。また雪の残るこの時期に改めて行きたいと思っています。
今回の体験を通じて、山はどんな時でもリスクが伴い出来る限りのリスクを除去していくべきということを痛感しました。登山中に高山病にならずに済んでよかった、運が良かったと感じています。皆さんもわかっていると思いますが気をつけてください。
では、また。