皆さんこんにちは、伊吹です。
長野八ヶ岳連峰の百名山蓼科山と八ヶ岳の間にある天狗岳。
日帰りでも登れる山で難易度もそこまで高くないので、天気予報も良かったため天狗岳に登ってきました。
私が登ったルートは唐沢鉱泉から西天狗岳、東天狗岳、黒百合平を経て登山口に戻ってくる周回ルート。
ルートの中にある山小屋「黒百合ヒュッテ」ではビーフシチューが名物とのこと。
山でビーフシチューってかなり贅沢で珍しいので是非食べたい、売り切れる前に何とか黒百合ヒュッテに到着したいと思い登山を開始しました(笑)
天狗岳登山口 唐沢鉱泉までのアクセス
上信越自動車道の佐久ICから車で1時間半。
公共交通機関で行くのは厳しいのでレンタカーなどを使い併用していくのがいいと思われます。
注意点
●天狗岳登山道の樹林帯も岩場が多い上に岩に苔が生えていたり、木道が濡れていて滑りやすい箇所が多い
(唐沢鉱泉~黒百合ヒュッテ間は特に)
●宿泊客以外の駐車場は日の出後だと土日だと埋まっていましたので路駐になる可能性大。
●登山口トイレはあるも手洗い場は小さく、水洗でないので登山口来る前に済ませてきた方が吉。
天狗岳を登って感じた注意点が上記です。
特に唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテの登山道は凄く滑りやい状態になっていたのでかなり精神をすり減らしながら下ってきました。
登山口~西天狗岳
西天狗岳へのルートの登山道。こちらのルートはそこまで足元が滑りそうとかそんな恐怖はあまりなかった印象です。
ひたすら樹林帯を登っていきます。西天狗岳へのルートで眺望の良い場所は第一、第二展望台と山頂直下の急登。それ以外は雰囲気ある樹林帯を進むことに。
第一展望台から見えた百名山、蓼科山。以前登った際に山頂が平だったことからあれが蓼科山だなーとちゃんと分かりました。山同定スキルが徐々に上がってきます。
こちらは第二展望台から。西天狗岳の山頂が登り始めて2時間半で見えてきました。
同じく第二展望台からの八ヶ岳。いつかは登りたい山だけど、急登で厳しいよと近くで休憩している人の話が耳がに入りまだ当分はピークは踏めそうにありまえん。
西天狗岳の山頂直下の急登。写真だと急登が伝わりにくいですが、ここは手をフルで使い登ることに。岩も大きく少し登るとすぐ息が切れますがここまで来たら山頂まであと少し。
西天狗岳から東天狗岳
急登を登り切り西天狗岳山頂に到着!!
西天狗岳山頂から東天狗岳の景色。山頂までは樹林帯も多かったが、山頂到着したら一気に景色開けて素晴らしい眺望。
西天狗岳山頂からの八ヶ岳方面。残念ながら思った以上に雲が上がってくるのが早くてしっかりと八ヶ岳を山頂から拝むことが出来ませんでした(泣)
いざ、西天狗から東天狗岳へ。
標高差の少ない尾根線歩きかなーと思った想像以上に下ってますが。
下りきった場所から東天狗岳。雲が出つつありましたが、何とか東天狗岳山頂へも間に合ってくれそうです。
こちらは西天狗岳。東と西で結構形が違う天狗岳。西天狗岳の方がかなり雲が湧いてきています。
東天狗岳頂上からの眺望。十分綺麗ですが眺望は西天狗岳からの方がよかったかも。
東天狗岳~黒百合ヒュッテ~登山口
東天狗岳から黒百合ヒュッテのビーフシチューを目指して下山開始。中山峠と黒百合平の2つのルートがあったのですが、黒百合平の方が近いし景色面白いかもと思いそちらのルートにすることに。
この選択を後ほど結構後悔することに。。。
段々と空が雲で覆われてくる中、この日は浅間山だけはずっと青空背景で綺麗な姿を見せていてくれました。
黒百合平のルートはこの大きくたまに浮いている岩のあるルートを下っていくことに。かなり段差があり、正直身長が大きくない女性や子供だとここのルートはしんどいかもと思ってしまいます。
東天狗岳山頂方面。もう雲に飲まれてしまっています。晴れているうちに山頂行けてよかったと感じつつバテバテになりながら進みます。
想定以上に下山ルートが厳しく時間がかかり、黒百合ヒュッテ名物のビーフシチューにありつけなくなるという不安が出て来ます。
何とか黒百合ヒュッテに到着。
ちゃんとビーフシチューにありつけました!!
山でこの料理食べれる天狗岳凄い。まだ登山口までかなり距離あるはずなのに。
ビーフシチューを食べることができ後は樹林帯に入ってひたすら下り登山口まであと2時間弱。余裕だとこの時は思っていました。
まさかの黒百合ヒュッテから登山口までのルートは岩は湿りって苔があり、木道も湿って滑りやすくなっており神経を使う下り道。
苔むす森は凄く綺麗なんですが、足元もかなり疲労が来ている中の状況。天狗岳って実は難易度高めの山なんでは??って思い進みます。
現実逃避に美しい足元の自然を見つつ進みます。かなり疲労していましたが、森に日が差してスポットライト的な状況になり足を止め写真を撮ろうと思える苔の景色やキノコなどが見る事が出来ました。
正直ここまでキツイと思ってなかった天狗岳登山も無事登山口まで戻ってくることができました。
登山口近くにあった温泉の源泉?付近の色が変わっていた川の様子。これをみたらようやく戻ってこれた安堵感が半端なかったです。
終わりに
天狗岳登山の西天狗岳・東天狗岳周回ルートについて書いてきました。
正直ここまで登り応えのある山とは思っていなく、ハシゴやクサリはないですが中々に初心者レベルだとかなりしんどい山行となりました。
楽しみにしていたビーフシチューは無事食べることが出来ましたが、山頂に着いた頃には八ヶ岳が隠れつつあったのが今回の山で心残りでした。
では、また。