みなさん、こんにちは伊吹です。
北海道に移住して1年半以上経過して2024年は北海道の有名どころの山にそこそこ登りました。
そこで感じた本州の山との違いと登った全体的な印象についてまとめてみました。
ちなみに2024に登った山は十勝連峰エリア(十勝岳、上富良野岳、上ホロカメットク山)、大雪山エリア(黒岳、白雲岳、赤岳、北鎮岳、旭岳)、斜里岳、雌阿寒岳、暑寒別岳、室蘭岳、アポイ岳、空沼岳、手稲山、東ヌプカです。
ここが違うよ北海道の山
◎登山口の標高が低い山が多い
◎距離が長い
◎意外と森林限界を超える山は少ない
大きく本州の山と登って違うな感じたのはこのあたりです。
北海道の山は自然が残ってるせいかかなり低い標高の登山口から歩かされることが多くそのため難易度の割に距離が長いことが多いです。
なので累積標高差は1000m越え、距離は10km以上が結構ありました。
登山の技術的な難易度は低いのに距離が長くて体力が必要、さらに道中はヒグマ出会うリスクがある。
そのあたりが北海道での登山のハードルを上げてる要因な気もします。
また標高も2000m程度の山までしかなく北海道の森林限界が1500m前後くらいからの場所が多いため、森林限界を超えた景色が見ることができる山は結構少ないです。
森林限界を超えた尾根線歩きが好きな自分としては事前に情報を調べて多分超えてないだろうなって山が多くて残念なことが多かったです。
ヒグマの恐怖
本州との違いはヒグマがいる、一番ここが大きい気がします。
幸いにして今シーズン登山中にヒグマに出会うことはありませんでした。
ただ登山口へ向かう車の運転中に通過後でバックミラーで何かが横切った?と思ったらヒグマが道路を横切っていったことがありました。
また登山中にも足跡や糞などのヒグマの生活痕は見ることがありました。
本州にもツキノワグマはいますが個体の大きさも違うので、北海道の山を登るのは熊鈴とベアスプレーは必須だと感じています。
※ベアスプレーを購入する場合は射程距離と時間をみて判断するのがいいです
本州から来る人はベアスプレーのレンタルをモンベルが始めたみたいなのでそちらで予約するといいかもです。
ベアスプレーがあったとしても襲われたら結果としては変わらないかもしれないですが、いざというとき対抗手段を持っているというのは安心感があります。
北海道の山のいいところ
十勝岳登山道
◎手つかずの自然が多い
◎残雪期のゼブラ
北海道の山で感じるのはこの3点。
大雪山系であっても登山道が渋滞していることはほとんどなかったです。
旭岳の場合は登山道の幅が広いので人多くても快適に自分のペースで登ることができすし、一度7月の3連休黒岳行ったときは前に遅い団体がいて渋滞になっていましたがその程度でした。
北アルプスや谷川岳といった人の多さで自分のペースで進めないってことはないのは本当にありがたいです。
北海道で登ってよかった山
圧倒的に大雪山・十勝連峰エリアです。
黒岳、旭岳など一度山頂に出てからの尾根線縦走歩き。
これは本州の山とは違った楽しさがあります。
森林限界を超えた雄大な景色を見続けるビクトリーロード。
大雪山・十勝岳エリアのいいところはロープウェイや道路が整備されているので登山口が標高の高い場所にあり、北海道の中ではお手軽登山ができるという点もおススメな点です。また残雪期は大雪山の白雲岳からのゼブラは圧巻です。
秋の大雪山 紅葉したチングルマ
十勝岳登山道からの火口と美瑛岳
白雲岳山頂からのゼブラ
あとは登ってよかったのは雌阿寒岳。
山頂につくと左右両方に火山の火口がある両手に花ならず両手に火口。
雌阿寒岳からの火口と阿寒富士
雌阿寒岳からの火口と雄阿寒岳
この辺りが印象に残った山でした。
おわりに
まだまだ北海道で登れてない山は有名どころでもかなり残っているので2025年も登っていきたいと思います。
北海道外から遠征登山で北海道に来る場合は大雪山・十勝岳エリアに是非行って欲しいです。
尾根線歩きの雄大さは圧巻です。
では、また。