野鳥や野生動物撮影する際に半年ほど前に双眼鏡を購入したのですが、非常に重宝しているので今回は写真撮影時の双眼鏡という観点で書いてみました。
野鳥や動物撮影時に被写体を探す際、ずっと望遠レンズのファインダーで覗いて探すのは正直カメラとレンズは重いし、片方だけの目で覗くので長時間はしんどいですよね。
双眼鏡を使えば両目で見ることができる上、望遠レンズよりも圧倒的に軽いので負担も少なく双眼鏡の方が見やすいので被写体も見つけやすくなります。
写真撮影で双眼鏡を使う人はバードウオッチングの人とは違い、重いカメラとレンズを持つという事が前提のため通常の選び方と少し異なると思います。写真撮影のための双眼鏡という観点でまとめてみました。
双眼鏡を使うメリット
双眼鏡のメリットは『軽い・見やすい・疲れない』の3つが大きいと思います。
両目で見ることででき、かつ軽いので機動力もあり被写体を探す際に大きな負担がないので、超望遠レンズで被写体を探す際に疲れてしまうことがないので双眼鏡があると体力を温存にすることができます。
また個人的に一番双眼鏡を使うと鳥や動物を毛並みの一本一本まで見ることができ非常に楽しいです。高画素機で等倍拡大してニマニマするとはまた違った楽しみです。カメラのファインダーを覗いていると気付かない鳥や動物の魅力を感じることをができます。
双眼鏡のスペックの見方とポイント
双眼鏡選びの際のスペックについてて大事なのは倍率・対物レンズの径の大きな・明るさ・視界の広さが重要になってきます。
倍率と対物レンズの径
双眼鏡のスペックの表記は「8×32」のようになっています。手前の数字は倍率、あとの数字は対物レンズの径の大きさ(覗く方と反対側のレンズ径)です。
野鳥観察時の倍率はおおよそ8~10倍が一般的らしいです。
また対物レンズの大きさについては大きい方が光をより多く取り込めて高性能となりますが、その分重くなるのでこの辺りは自分の持てる重さを考えて選んだ方がいいです。
明るさと視界の広さ
倍率と対物レンズの径に注目しがちですが、明るさと視界の広さも重要です。
双眼鏡を使おうとしているのが薄暗い明け方や早朝などを考えている場合は明るい双眼鏡を買ったほうがよく、視界の広さについて同じ倍率でも視界の広さは異なっているので野鳥や野生動物を探す場合は視界は広い方がいいです。
もちろん明るく、視野角の広い双眼鏡はお値段も高くなります。
対候性
野鳥や野生動物撮影用で双眼鏡を買う場合は防水性能があるものを選んだ方が無難です。
私が買った双眼鏡と店で手に取った双眼鏡
Vixen 8×32WP
私が色々と店で手に取って最終的に購入した双眼鏡です。
選んだポイントは対物レンズの径が32㎜と大きいものの重さは390gと軽く、実視界7.5度と広かった点です。
お値段は結構しますが、中途半端なものを買って買い替えるよりもいいと思って購入しました。
ちなみにVixenというメーカーは馴染みがなかったですが望遠鏡などが強いメーカーみたいで、5年保証と太っ腹な保証期間もありこの双眼鏡を購入しました。
PENTAX UP 8x21
Amazonのセールでもおなじみの双眼鏡。私も当初は念のため実物みて問題ないならPENTAXだしこれにしようと思っていました。
が、店で手に取って覗いてみると双眼鏡の役割は果たせる対物レンズの径が小さい影響かかなり見にくいと感じ、これは買ってもまた買い替えることになりそうと選択肢から外しました。
ただ、かなり安い値段やコンパクト性はあるので一応双眼鏡を持っておきたいという人向けの双眼鏡だと思います。
PENTAX UP 8x25
先ほどのより対物レンズの径が大きくなったもの。かなり見やすくなったのでこれにしようかなとも思いましたが重さが350g、実視界6.2度と私が買ったVixenの双眼鏡よりも値段以外で微妙なスペックだったため最終的には高くてもVixenのに決めました。
PENTAXの双眼鏡も良かったし、PENTAXを応援したかったとう部分もありましたが。。。
まとめ
野鳥や野生動物の撮影のための双眼鏡について書いてきました。
色々と書きましたが店で一度手に取って覗いてみるのが一番だと思います。
バードウオッチングではなく、あくまで撮影の道具となるので大きな双眼鏡は持ち運ぶ事は厳しいですが、持ち運びの制限のある中で自分がこのサイズ、この重さなら撮影時にも負担にならないと思えるものの中からお財布の都合とスペックで選んでみるといいと思います。
何よりも一番は、双眼鏡で見る動物の可愛さを是非体験してください。
では、また。