発表から1カ月たち待ちに待ったα7RVがついに発売になりました。
個人的に気になっていた部分について軽く撮影で試してみたファーストインプレッションをまとめてみました。
AF性能
今回使用してRⅣからの圧倒的に進化を感じた部分です。
被写体認識の性能とトラッキング時の追従性は本当に凄かった。元々RⅣのAFも激しい動きものの撮影以外は問題なく使えるレベル。
個人的にこのAF性能は今使用している初代α9すら部分的に凌駕していると思いました。
9のAF-Cは動体撮影で非常に優秀でしたがトラッキング性能は正直信用が出来ずトラッキングは使用していません。
RVについてはAIプロセッサ搭載したトラッキングが優秀で一度捉えたら離さない印象でした。
撮影した被写体は主に鳥ですが優秀過ぎてファインダーを覗きながらなんじゃこりゃ!?って感じていました。
カラスでも瞳AFしっかりと反応してました。真っ黒なのに認識できたことに驚きです。
飛んでいるカモメも問題なくトラッキングしつつしっかりとピントが合っています。
小さく不規則に動く鳥も撮りたかったのですが撮影時には出会えませんでした。
被写体認識の昆虫もすぐピントが合いました。
蜘蛛はしっかりと被写体認識されていました。
8段の手振れ補正はいかに??
SONYの手振れ補正は5年ほど進歩はなかったのがRVからカメラボディだけで8段対応。
更にレンズ協調もついてこの部分はようやくキヤノンにようやく近づいたかなという印象でした。
これまでと2.5段分性能が上がりましたが、実際に使ってみた感想としては。。。
1段~1.5段は改善しているかな。という印象。
オリンパスやパナソニックのような手持ちで1秒は全く無理でした。
個人的にこれまで滝などで手持ちで1/8~1/6秒で撮影していたのが1/4~1/2秒まで撮影できるようになったかなというのが使ってみた印象。
SONYにしては改善したけど、元オリンパスユーザーからしたら手振れ補正はようやく他社の5段レベルになったのかなという感じです。
シャッター速度は0.5秒です。過度な期待は出来ないですが手持ちでもこれまでと比べるとある程度は何とかなりそうな気はします。
レンズ協調手振れ補正は効果あり??
レンズ協調手振れ補正対応の24-105Gと100-400GMの撮影と手振れ補正がついてないタムロン28-200のレンズと撮り比べてもみました。
同じ焦点距離で何度か撮影をしたところシャッター速度はレンズ協調のアリのレンズの方がより遅いシャッター速度になりました。
およそ1段~2段程度は差が出た気がします。
手振れ補正の進歩については対応レンズの方がより恩恵を受けれる感じな気がします。
ロスレス圧縮のファイルサイズ
何枚か同じ環境でロスレス圧縮L(RAW)と非圧縮RAW、圧縮RAWのファイルサイズを比べてみました。
ロスレス圧縮は非圧縮に比べ63%程度、圧縮RAWは非圧縮に比べて53%程度はファイルサイズが小さくなっていました。
ファイルサイズ的には圧縮RAWが小さくなりますが、非圧縮と同じレベルのデータで残したいのならロスレス圧縮RAW(L)もありですね。
RVのイマイチな点
〇高画素機ゆえ暗所に弱い
上記が使ってて感じた不満。Rシリーズでは今回からロスレス圧縮が搭載されましたが連写時は圧縮RAWでないと連写速度が落ちました。
発表時のHPにはそのような記載なかったので連写速度落ちるなら7Ⅳのときのように記載すべきですよね。
またRⅣと同じセンサーをしているため高感度のノイズ体制は弱いです。また暗くなるとAF性能も大きく落ちました。
終わりに
α7RVのファーストインプレッションを書いてみました。
AF性能の進化が半端なかったというのがRVの印象。この被写体認識とトラッキング性能は異次元と感じました。
α1は使った事はないので比較はできませんがα9やα7Ⅳとは全く別のAFでした。
手振れ補正目当てで他社からの移行は正直お勧めできませんのでご注意下さい。
恐らくRVはRⅢ同様かなり長い付き合いをするカメラになると思ってます。
これからもどんどんこの新カメラで写真を撮っていきます。
では、また。