α9と200-600もあるのでせっかくなので昨年末位から少しずつ野鳥撮影を始めてみました。
今年の初夏に大好きな鳥の『ツバメを撮りたい』というのが目下の目標です。
今回はこれから野鳥を撮りたいと思ってる人向けに野鳥撮影を始めたばかりの身から野鳥撮影を撮影していて感じた率直な感想をまとめました。
野鳥撮影でのカメラ・レンズの性能は
カメラ
私の使ってるのは最新モデルではないですが連写・AF性能が優れたα9。鳥瞳AFはないけどリアルタイムトラッキングで一度捉えたらかなり追いかけてくれます。
野鳥撮影の基本は鳥の生態を勉強して、鳥の来そうな場所を想定(風向き・餌のある木・しぐさ等から)して写真を撮影するのが王道です。
ただα9とかキヤノンのR5、R6などのAFの追従性能が高いカメラを使えばファインダーに入れて一度捉えてしまえば野鳥撮影初めてでも何とかなりました(R5、R6については未使用ですが評判からα9レベルの追従性があると思います)。
あとは白鳥やツルなど比較的動きがゆっくりなものはそこまで高いAF性能はいらないので、そこまで性能の高いカメラはいらないと思います。撮影したい野鳥の種によって求められるスペックが変わってくると思います。
レンズ
野鳥は400㎜でも広角と言われる世界。
実際に200-600で撮っていても最終的に600㎜からトリミングをすることも多いです。1.4テレコンを付けて840㎜でも小鳥など被写体自体が小さく高い木の上などにいる場合は足りないなってなります。
野鳥をある程度撮るなら35㎜換算で600㎜は最低でも用意したほうがいいです。
野鳥撮影はシャッター速度とISOとの戦い
野鳥撮影の際のシャッター速度は小鳥などの羽根を止めようと思うと1/2000秒以上の高速シャッターを切る必要が出て来ます。
そうすると少しでも暗い場所だとISOが一気に上がりISOが6400とかになることも頻繁に起こります。
α9の2400万画素のセンサーだと明るい環境でのISO6400だと少しのノイズ処理で対応できますが、暗くなってくるとノイズがかなり乗ってきて厳しくなります。下の写真はISO6400の写真です。
日陰や曇りで高速シャッターで対応しようとするとF値の明るいレンズ(望遠単焦点)が必要になってくる恐ろしい世界です。
野鳥の事を知る
何度か野鳥撮影をネットの情報とか色々と調べて撮影してみましたが上手くいかず。
一度勉強のため野鳥の撮影についての本を読もうと思い、本屋で物色して良さそうな本があったので買ってきました。
この本は、よくある野鳥撮影の本はAF設定とか、シャッター速度とか野鳥の撮り方の設定だけしか書いてない本が結構ある中、野鳥の生態を踏まえた撮影方法を書いてくれていました。写真撮影の事はある程度分かってるけど、これから野鳥を初めて撮る人にもおススメ出来ると感じた本です。
kindle版もあり、見開きページも少ないのでkindle版がいい人はkindle版の購入でもいいと思います。
作者の菅原さんの経歴を見れば元々は生物屋さんみたいなので写真撮影の観点だけないのも納得でした。
双眼鏡があるともっと楽しい
双眼鏡を北海道で野生動物を探すために購入しましたが、せっかくなのでバードウォッチングごっこでもしようと持って行き使ってみたら、肉眼で鳥をアップで見れるのは新しい経験でした。
カメラ越しのファインダーで覗いているよりも凄くクリアで羽毛まで目視出来て、これはモフモフ好きやカメラの高画素機で等倍拡大好きなどの人などは双眼鏡で一度見てみたらバードウオッチングにハマると思います。
双眼鏡の事は詳しくなかったので上記の双眼鏡をヨドバシで接客受けて買いました。アマゾンで双眼鏡のセールなどしていますが、実際に覗いてみると印象が違うので双眼鏡をたくさん置いてある実店舗で実際に覗いてみて買ったほうがいいです。
安いやつは見える大きさが小さかったり、安いのは安い理由があります。最初に安いのを買ってすぐ買換えとならないように最初からある程度のグレードの双眼鏡を買うことをおススメしたいです。
元々野鳥撮影楽しいと思っていましたが、双眼鏡で覗いで鳥を見た瞬間更にハマってしまいました。
双眼鏡で両目で見ると立体感があるのでファインダーで覗くのと違った世界を見ることができます。
撮った野鳥たち
終わりに
野鳥撮影で一番大事にしてほしいのはあくまでも野生動物相手だという事。間違っても餌付けや目線が欲しい、飛んで欲しいからとストレスを与える行動はしないようにしてください。
ストレス与えしまうと営巣をやめてしまうこともあります。野生動物と人間は距離を取ることが大事です。
野鳥はとても可愛いので、撮ってヨシ、双眼鏡で見てヨシなので是非野鳥の魅力に溺れましょう。
なにより野生の哺乳類は本州では出会いにくいですが、野鳥は渡り鳥含めて本州でもたくさん出会えます。
北海道まで遠征する必要がありません!これは何気にとてもありがたいです(笑)
では、また。