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旅かめら

真冬・雪景色撮影での氷点下時の防寒装備を紹介します(北海道マイナス20度撮影装備)


みなさん、こんにちは伊吹です。
雪景色や冬の済んだ空での星空撮影と冬は四季の中でも美しい景色を見せてくれる季節
そして美しい景色は寒くなればなるほど美しくなる傾向があります。(ダイヤモンドダストやサンピラー・霧氷・氷爆など)

今回は気温がマイナスの環境で撮影しているときの私の防寒対策をベースに寒い場所での撮影の際の防寒対策やあった方がいいものを紹介したいと思います。
(防寒対策は個人によって違うので自分に合った装備を探す参考にして下さい)

手元

冷え症の身だと冬の写真撮影で一番の沼が手袋と自分は感じてます。
保温性の高い手袋にするとカメラの操作性が悪化してしまうというジレンマが出てきます。

まだ試行錯誤の途中ですが一旦自分の中で答えが出つつある2パターンを。

パターン1 テムレス


TEMRES 02winter
これは工場現場などて使われてたテムレスが出した冬のアウトドア用のグローブ。
防水性が高く、寒くても固くならず、透湿性が確保してありますので蒸れにくくなってます。
正直氷点下でも-6,7度まで下がらない環境だとこれで問題ないかなって印象です。冬山登山する人がメインだったりサブでよく持ってる手袋です。
寒かったらこれにインナーグローブをして防寒性をUPさせています。

パターン2 手袋3つ重ね

1つ目:インナーグローブ

2つ目:指だし可能なミトングローブ

3つ目:ミトンタイプのオーバーグローブ

手袋を三つ重ねてインナーグローブ+指だし可能なミトン+オーバーグローブの三層構造にするパターンです。
全部マムート製品を使っていますが指が出るタイプのミトンとインナーグローブの組合せだと-10度程度までは問題なく行ける感じです。
更に寒くなるとミトン部分に靴用のカイロを入れることで暖かさがかなりUPします
今私が撮影時に一番多いスタイルがインナーグローブ+指だし可能なミトンでミトン部分にカイロを入れた状況でほとんど対応できています。
それでも寒いときはオーバーグローブを使っている状況です。

あとオーバーグローブはミトンタイプが少ないのでマムートを使っているだけで全て同じメーカーで統一している意味はありません(笑)
オーバーグローブ自体はできればゴアテックスがいいのですが、ミトンタイプの透湿性のあるものがなくてこれを使っています。
インナーグローブも同様で薄手の手袋であれば問題ないと思います。
マムートの指だし可能なミトンは写真撮る人はかなり使っている印象です。

ウェア


基本の服の上下ですが氷点下以下の環境である程度の時間を撮影する場合は、個人的に値段とのバランスを考えると安いスキーウェアがおすすめです。(デザインはダサいのが多いのが難点ですが)
ダウンジャケットでもいいんですが、防風処理されているかいないかでダウンジャケットの保温性が変わってきます
スキーウェアは防風性、保温性、防水性があるうえ、動くことを前提で作られているので使い勝手がいいです。
気軽に雪に膝付けたりすることもでき、濡れることを気にしなくていいんで重宝すると思います。
私自身は冬山登山をゆくゆくは見据えているので雪山登山用の上はハードシェルで下はスキーと登山兼用のハードシェルみたいなスボンを使用しています。

インナー


一番上の服と同じくらい大事なのが肌着のインナー。インナーも冬の撮影で寒さを感じにくくさせる重要なポイントです。
撮影時に動いて汗をかく場合は汗冷えを避けるためにアウトドアブランドメーカーのインナーを着ることをお勧めします。
私はモンベルやノースフェイスなどの防寒用のインナーを使っています。
ただ値段も高いのであまり汗をかかずに動かない場合はユニクロのヒートテックなどを着て使い分けはしています。


頭を冷やすとすぐに体が冷えるので、寒い場所で撮影する際は比較的短時間の撮影でもつけるようにしています。
真冬の撮影時はスキー用のニット帽を被ってます。

またさらに寒いときはバラクラバを使って肌が露出する面積を減らしてます。

首元


首が冷えると一気に寒くなることもあり、ネックウォーマーを使っています。
私が使っているのは五年前に買ったユニクロのをずっと使ってますがユニクロで現状問題ない感じです。

足下


動かず撮影していると足下からの冷えはかなり堪えるので、このあたりはしっかりと耐寒性のあるものを買うことをお勧めします。
私は足首まであるアウトドア用品店で買ったスノーブーツを履いています。

また圧倒的にありがたいのが靴用の貼るカイロ
これがあるのと無いのとでは暖かさは全く違うので長時間寒いところであまり動かず撮影するときはオススメです。

おわりに

真冬の寒い場所での装備について書いてきました。
身に着けるもの以外にも水筒に暖かい飲み物を入れて持参しておくと体の中から暖めることが出来るので、寒い場所で長時間撮影する場合は暖かい飲み物が飲めるようにしておく寒さを和らげることが出来ます。

寒い中で撮影するのは辛いことが多いですが、防寒をしっかりして絶景の写真を撮りたいですね。
今回は防寒装備メインにしたんで雪のある環境下の撮影だとサングラスやワカン、チェーンスパイク、ゲイターとかもあるんですが割愛させてもらいました。
各装備にどの程度お金をかけるかは雪山登山長時間撮影を行うなど自身の撮影するときの状況に照らし合わせて用意して下さい。
どれもいいもので揃えるとフルサイズのカメラ1台購入する以上の額になってもおかしくないので。。。

では、また。

  • B!