皆さんこんにちは、伊吹です。
建物や風景を撮っていると広角ズームが気になってくる方が多いと思いますが、標準ズーム、望遠ズームは基本的に焦点距離は基本的に各メーカー同じですが広角レンズだけはメーカーによって広角端、望遠端が異なっていて買おうと考えたけど、どれを選べばいいか分かりにくいと思います。
今回は私が広角端12㎜のレンズを持っていることから、12㎜から14㎜、16㎜の画角の比較と広角レンズを買う際のポイントを書いていきます。
レンズは出目金か出目金でないか
焦点距離を選ぶ前に広角レンズの購入際のの大きなポイントがレンズが出目金であるか否か。
出目金のメリットデメリットは下の通りです。
〇通常のレンズよりもより広角端が広くなる。
●レンズフィルターが装着できないので破損のリスクが上がる。
●出目金のため逆光耐性が通常レンズと比べるとよくない。
●ND、PLフィルターを使用する場合は専用のホルダー+角形フィルターを使用する必要(高価&嵩張る)がある。
私が考える出目金のメリット・デメリットを比較するとこんな感じです。
デメリットばっかじゃないかと思うかもしれませんが、「広角端が広くなる」このメリットだけで人によっては買う価値が出てくるのが広角レンズです。
広角端が違うことによってどれ程画角が違うのかは作例を見て参考にして下さい。
広角端による写る範囲の違い
ここからは写真とGIFで各焦点距離によってどれ程変わってくるかを見てほしいと思います。
作例その1
こちらは東京駅の丸の内口を作例として使いました。建物の中は距離を取ることが物理的に不可能な場面があるので広角レンズが活躍する場面は多いです。
作例その2
作例1と同じく東京駅の丸の内口の天井を角度を変えています。こちらも12㎜で写っている範囲と16mmで写っている範囲が大きく異なっていると思います。
作例その3
こちらはパースのかかり具合を見て欲しい作例。12㎜と16mmではかなりパースがきいているのが分かります。
作例 GIFのみ
他にもGIFを作成しましたので参考に確認下さい。
広角ズームの望遠端
広角ズームを購入するときのもう一つのポイントが望遠端です。
広角目的に買うのに望遠端?と思うかもしれませんがこの望遠端は普段レンズを使用する上でかなり重要です。
望遠端が24㎜までなのか、35㎜まで撮れるかによってレンズの活躍のしやすさに関係してきます。
【24㎜までのレンズ】
正直レンズ1本で色々と撮るのは厳しいレンズ。標準レンズを一緒に持ち歩く必要が大いに出て来ます。
【30㎜までのレンズ】
24-30mmと使いやすい焦点距離をカバーできこのレンズ1本でもなんとかなるレベル。この24-30の焦点距離はかなりの人が普段から使用している焦点距離(スマホは24㎜、28㎜が多い)です。
【35㎜までのレンズ】
35㎜まで撮れるとスナップ写真もある程度対応でき為、このレンズ1本で大体撮れるケースが多い。
本当は広角・標準の2本あった方がいいんですがレンズ交換の時間やレンズを複数持ち歩くことを考えると、望遠端が35㎜まであればかなりの範囲の写真をカバーできます。
まとめ
広角ズームを選ぶ際の広角レンズならではポイントこれまで上げて来ました。
一般的におススメできるの焦点距離は出目金ではない、16㎜-35㎜とごく一般的な広角ズーム。ただ、広角の1㎜は泣きの1㎜と言われることもあり広角好きやよりパースの効いた写真を撮りたいという方は12㎜や14㎜スタートのレンズをお勧めします。
出目金レンズは破損のリスクは高いし、逆光に弱いしNDフィルター・PLフィルターを使用する難易度は上がるのですが12㎜始まりのレンズをなぜか私は持ち歩いています。広角はハマったときの写真は凄いので中々16㎜スタートに変更できません。
広角ズームレンズはレンズによって特性が大きく異なり選ぶのが大変なレンズですが、1本持っていると写真の幅が広がるレンズですのでまずは1本手元に置いてみることをお勧めします。
では、また。