皆さんこんにちは、伊吹です。
昨年12月にα9を購入してからそこそこ色々な被写体を撮ったので使用感を写真を交えてまとめました。
目次
α9のいいところ、残念な部分、注意点
いいところ
〇2400万画素のため高感度撮影にも対応できる
〇リアルタイムトラッキングによる自由度の増した構図
〇発売時と比べるとかなり落ちた価格
このカメラを買った目的は高画素機では厳しい動体と高感度での撮影に対応したいから。その二つの対応力は流石と言えるレベルでした。α7RⅢもAF性能は悪くないと言われているカメラだけどα9は別次元の性能でした。
なにより高速AFとリアルタイムトラッキングの恩恵で一度捉えたらファインダー内に入ってくれる限り追っかけてくれるので非常にありがたいカメラです。
動きものを撮影する際は中央一点AFで日の丸構図になりがちですがリアルタイムトラッキングなら構図もかなり自由になるので動体撮影で非常に使いやすいです。
残念な点
●電子シャッターのため連写時の爽快感のなさ
●気持ち高速で向かってくる小さめの被写体はAF精度の低下
●左上にあるAFモードなどの変更ダイヤルが使い易くない
α7RⅢと二台持ちで撮影してるとファインダーの解像度の差が如実に分かるので、この部分は操作してがっかりした部分。
連写時は電子シャッターなので仕方ないですが、シャッターショックもシャッター音もないので撮影していてる感覚があまりなく、また気のせいレベルかもしれませんが向かってくる被写体に対して少しAF精度が落ちるかな?と印象がありました。
α9だけについてるカメラ左上のダイヤルですが勝手に変わらないようロックボタンが着いてるのですが、手袋してると変更しにくく、逆に使い勝手が悪いです。
注意点
α9の連写性能を活かすためにはV90クラスのSDカードが必要と使っていて感じました。
バッファーもかなり積んでありますが秒間20コマなのでしばしば詰まる事も。
一度詰まってしまうと書き込み速度が遅いカードだと回復に時間がかかりせっかくの連写性能を活かせないのでα9購入の際はV90クラスのSDカードを同時に購入する事をオススメします。
小一時間の撮影で500枚超えとかになるんでSDカード容量も128GB以上のを買っておいた方がいいと思います。
SDカードについては↓の記事に色々と比較したものを書いてあります。
高感度耐性
このカメラを買った大きな目的でもある高感度耐性。
シャッター速度を稼ぐ為、明るいうちだけどISO6400で撮った下の写真もほぼノイズなし。
※RAW未加工書き出し。
拡大写真
※RAW未加工、トリミングのみ。
暗くなってくると流石にノイズが目立って3200位が使える目安かなという印象。
※RAW未加工書き出し
拡大写真
※RAW未加工、トリミングのみ。
動体撮影
α9はリアルタイムトラッキングが搭載されていますがまだ鳥瞳AFは搭載されてないですが鳥の頭部でピントを合わせるとそのあたりを追っかけてくれるのでそこそこ瞳にピントは来ます。
拡大写真
また高速AF&秒間20コマというモンスタースペックの恩恵で翼を広げた瞬間の撮影も容易になりました。
α9で撮った写真(レタッチ済み)
α9は買いか
動体(鳥・動物・スポーツ等)をしっかりと撮影したい人は買いです。α1が発表されフラッグシップではなくなってしまいましたが、2400万画素は高画素機にはない高感度耐性があり連射性能も優れているカメラで現状中古で25万前後で購入(α1が発売されたらもっと下がる可能性がある)可能となるとコスパとスペックのバランスが非常に魅力的なカメラと思っていますし、私自身も買ってよかったと思っています。
α9だとAF・連写速度関係の不満が大きく減り、構図や背景にリソースを割くことができるので動体に不向きな他のカメラで頑張るよりも私は撮れ高が大きく上がりました。
写真の腕の上達も重要ですが、これからのカメラは今まで以上にAFなどはカメラ任せが主流になると思うのでカメラに任せることは任せて、構図や背景、露出などにリソースを使って撮影して撮れ高を上げていく方がいいと思っています。
いくら安くなったとは言え中古でもα7Cやα7Ⅲよりも高いですが、決定的チャンスを逃す可能性を下げたいというなら価格も大分と安くなってきたので買ったほうがいいと思います。
では、また。