みなさんこんにちは、伊吹です。
2024-2025の年末年始、ネパールでヒマラヤを間近に感じられるトレッキングをしてきました。トラブルもありつつ、目的だった「ヒマラヤの8,000m峰をこの目で見る!」という夢は叶いました。
今回は、その中でも初心者でも挑戦しやすいといわれるプーンヒルについて、アクセス・行程・装備・絶景ポイントなどをまとめました。
「ネパールで気軽にトレッキングしてみたい」「ヒマラヤを見てみたい!」という方の参考になれば幸いです。
プーンヒルとは?アクセスと行程
アクセス
ネパールの首都カトマンズから国内線で約1時間、アンナプルナ山域の玄関口・ポカラへ向かいます。バスなら約7時間かかるそうですが、今回は飛行機で移動しました。
ポカラからは、事前にお願いしていたツアー会社が4WDのSUVを手配してくれ、トレッキングの起点となる**ウレリ(標高約2,000m)**へ。
※おそらく登山許可証や入域パスが必要です。今回は代理店を通していたため詳細はお任せしましたが、個人で行く場合は事前に確認が必要です。
私のスケジュール(3日間)
1日目:昼過ぎにポカラ出発 → 夕方ウレリ着 → ウレリ泊
2日目:ウレリ 8:00発 → ゴレパニ 13:30着 → ゴレパニ泊
3日目:早朝プーンヒルへ登頂 → ゴレパニに戻って朝食 → 下山開始 → 昼前に車に合流してポカラへ戻る
プーンヒルトレッキング ウレリ~ゴレパニ
ポカラからウレリまでは山道を車で進み、そこからいよいよトレッキング開始ですが1日目はウレリで宿泊です。
石畳や細い階段が続く村の風景は、建物の色合いは違いますがどこか長崎の街を彷彿とさせました。
翌朝トレッキング開始の朝は快晴!!
ヒマラヤの山も見えいざトレッキング開始です。
スタート地点のウレリは標高2000mあるのですが緯度が低いためが森林限界の気配は全くなし。
樹林帯のトレッキングルートを進みます。
なんか日本の低山の登山道と変わらんな―と思って進んでいたら。。。
滝があったりするのも日本の登山道ぽいなと思いつつ、所どころにヒマラヤトレッキングをしている感じが出てきます。
またネパールのトレイル沿いには小屋が点在しており、1時間おきくらいに飲み物や軽食を提供する小屋があるのが特徴的。
ミルクティーやコーヒー、食事もとれるので、荷物の重さ的な体力的なハードルはかなり下がります。
※食事を注文すると30分~1時間は料理が出てくるまで時間がかかるケースが多いのでコースタイムを気にする場合は注意してください。
トレッキングルート沿いに家畜も。これはヤクか!?と思ってガイドさんに聞いたらヤクは最低でも標高3000m以上のところで飼われてヤクではないとのこと。
残念(泣)
徐々に標高が上がっていきガイドさんのペースについていけなくなってきてたりして、休憩を入れてもらったりしながら。。。
ゴレパニのチェックポイント?に到着!この時はまだ視界はそこまで開けていませんでしたが。。。
そこから階段を上がっていくと見えてきたのが。。。
久々にヒマラヤの山が表れてた!!
そして2日目の宿に到着。これが宿の前からの景色!!
これぞヒマラヤトレッキングだよねという景色が広がっております。
宿についてまずはジンジャーティーで一服。
世界第七位の8,167mダウラギリに乾杯!!
からの8000m峰を見ながら優雅な昼食へ!!
この日は昼過ぎに宿について『夕焼け期待できるならプーンヒルいこう』とガイドさんと話していましたが、結局夕方近くになったら曇ってきてゴデパニも霧に飲まれてしまいました。
残念。。。
プーンヒル登頂:ご来光とヒマラヤの絶景
3日目夜明け前、出発よりも少し早く起きて星を撮影。
普段星はあまり撮影しない身としてまあこんなもんですかね。にしても光害がないおかげで肉眼でもとても星が綺麗!!
夜明け前にガイドと合流にいざ今回の旅のハイライトであるプーンヒルへ出発します。
3,000mになってくると酸素が薄いので思った以上にゆっくりなペースになってしまいしたが40分程度でプーンヒルへ到着しました。
どうせ体力必要なのこれで最後だし、撮影いい場所確保したいから頑張ってたら観光客ではまさかの一番乗りでいした(笑)
プーンヒルについたら小屋が開いていたので、ミルクティーで身体を温めていざ撮影開始!
夜明け前のダウラギリ。
こちらはアンナプルナサウスと奥のとんがっているのがマチャプチャレ。
だんだんと明るくなり、表情を変えていく山々
マチャプチャレがかっこいい。信仰の山で「登頂が禁止されている聖なる山」今も未踏のまま。個人的に今回見た中で一番惹かれた山でした。
そして。。。
日の出とともに山々が赤く染まり、まさにヒマラヤの「朝の顔」が見られる瞬間。
カッコいい!でももう少し雪が欲しかった。
ガイドさんに聞くと温暖化が進んでいて、2024-2025の年末年始はかなり雪が少なかったそうです。
日が上り朝食を食べるために下山するまえのプーンヒルの様子。
このような感じで結構どこでも写真が撮れるようになってます。私は人を入れたくなかったのでテラスの柵の角で撮影しててダウラギリとアンナプルナの両方を撮れる位置確保していました。
ゴレパニの小屋への戻る途中に撮影。暗い中登ってきたんでこんな景色になってたんですね。
ゴレパニの小屋に戻って朝食をとって準備したら下山です。基本森林限界が3000m付近で基本樹林帯&下りなので特段なにもなく車でピックアップされるポイントまで到着しました。
難易度と体力目安|初心者でも行ける?
正直、プーンヒルはかなり優しめのトレッキングルートです。
✔ 登山道について
- よく整備されていて、階段や石畳、踏み固められた土がメイン
- 高尾山6号路の延長戦という印象 (筑波山・谷川岳以下)
- 登山スキルは不要、体力があればOK
✔ 距離・標高差
- ウレリ(2,000m)→ゴレパニ(2,800m):約8km / 標高差 +1,000m
- ゴレパニ→プーンヒル:1.6km / 標高差 +300m
- 合計:往復約20km / 登高累計1,300m / 最高標高3,150m
日本の登山経験者なら日帰り可能な距離感ですが、現地の宿泊前提のスタイルに合わせて無理なく進むのがベストです。
参考までにヤマップリンク張っておきます。

トレッキング初心者でも、日常的に運動習慣があれば十分登れる難易度だと感じました。荷物を軽くしたい場合はポーターを雇うのも一つの手です。
私の装備・カメラ構成
装備は軽量化重視の2台体制:
- α1 II + 16-35mm GM(初代)
- α7R V + 50-300mm
16-35mmはAPS-Cクロップすれば50mm相当までカバーできる&星空撮影も可能なため、広角~標準域はこれでOK。
また、レンズ破損などと万が一のため予備として20-70mm Gもバックアップで持参しました。
終わりに:ネパールトレッキングの魅力
ネコに噛まれて当初の行程どおりに行きませんでしたが、ヒマラヤの山々を見るという目標は達成できました。
ネパールのトレッキングは、
- 登山道が整備されている
- 小屋が充実していてテントや食材不要
- 食事(ダルバートやカレー)も日本人の口に合う
…と、初心者でも気軽に楽しめる環境が整っている国だと感じました。
これからネパールでトレッキングをしたい方、ヒマラヤの絶景に会いたい方に、ぜひおすすめしたい体験です。
今後もネパール関連の記事を少しずつ書いていく予定なので、よければまた読みに来てください。
では、また!
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