皆さんこんにちは、伊吹です。
α7RVがようやくAdobeのlightroomでRAW現像が出来るようになりやっとまともに使えるようになりました。
ちょうどそのタイミングでα7RVで鳥を撮影しに行ってきたので、これまで動体撮影のメインで使ってきたα9と比べた雑感を書いていきたいと思います。
目次
α7RVの方が優れたシーン
〇トリミング耐性
動きの激しい被写体以外については一瞬で被写体認識し瞳にピントが来てくれました。
この欲しい所にピントをすぐ持って来てくれるところはα9にはなく非常に優秀だと思います。
感覚的にシビアに動きまわるものを撮る以外の人はα7RVクラスのAFで問題ないレベル。
また晴天時で低SIOでシャッター速度稼げるシーンだと高画素のトリミング耐性は動物撮影の強い味方です。
α9の方が優れたシーン
〇コマ数を撮りたいとき
〇高感度耐性
α7RVで撮っていて感じたことです。
α7RVには1秒間の演算回数の記載はありませんがα9は秒間60回、α1は秒間120回演算を行っています。
(おそらく記載がないこと、使った感覚から9より少ないと思います)
挙動が激しい被写体についてはピントを追うのが厳しいなという印象です。
激しいAFのピントの打率は9の方が少しいいかな程度の印象ですが秒間10コマのRVと秒間20コマの9とは同程度の打率でも2倍はいい写真が撮れることになります。
そのため被写体認識がなくても9の方がいいかなという印象です。
α7RVとα9の境界
あくまで私の感想ですが、白鳥やカモなどの比較的大型でゆっくり飛ぶ被写体については被写体認識の性能で勝るRVの方が優位と思います。
猛禽類あたりが9の演算回数、コマ数とRVの被写体認識が拮抗しているなと撮影して感じるラインです。
小鳥などを追う時は9のコマ数、演算回数とブラックアウトフリーの恩恵が大きくなってくるためα9の方がいい感じです。
ブラックアウトフリーはドットファインダーを使うなどで補うことは可能ですが。
今後の私の使い分け
・暗い時間帯の動体撮影
・小鳥などの動きの激しい被写体
・絶対に撮り逃したくない被写体
・哺乳類など動きのゆっくりしたもの
・晴天時にシャッター速度に余裕のあるとき
・高画素で毛の1本1本みてニマニマしたい被写体
・トリミングに頼る可能性があるシーン
今後私が動きものを撮る際に使え分けるとした上記のシーンです。
5年経った機種ですがフラッグシップだったα9に頼るシーンは今後もかなりありそうです。
というか動体撮影時はα9のままが多いと思います。
※家電量販店でSONYの販売員さんと話すことがあり、演算回数について聞いてみました。演算回数は9よりRVは少なく、演算回数における積層センサーとの違いは大きいとの事でした。
ブラックアウトフリー含めて激しい動きものはまだ9の方に分があるのは間違いないようです。
今回感じたことはα9は秒間20コマの撮影後の選別が地獄ですがやっぱり優秀なカメラだなーと。
中古価格も20万は切っているので野鳥撮影の目的で購入するなら非常にお勧めしたいです。
またα7RVは動体メインでなく満遍なく撮影できる万能カメラでありますが、動きの激しいシビアな状況では連写機には及ぼない部分も多いなという印象です。
激しく動いてない被写体なら被写体認識で一瞬でピントがくるのは非常にいいなとは思える分、コマ数は仕方なくても動きの激しい被写体でも打率はα9を超えて欲しかったなというのが正直な所。
高画素機でシビアな動きものを撮りたければα1って事なんでしょうね。
では、また。