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Endurance(エンデュランス) シューティングマルチカメラバッグ 使用感&辛口レビュ―

皆さんこんにちは、伊吹です。
Endurance シューティングマルチカメラバッグが発表された瞬間、現在使用しているショルダータイプのカメラバックがそろそろ買い替えの時期なので発売日に購入しました。

手元に届き使おうとしましたが、いざカメラやレンズを入れてみると自分の使用用途・買った目的と合致しませんでした。これから購入を検討される方は私と相性があまりよくなかった理由を見てみて検討して欲しいです。
特に注意して欲しいのがフルサイズ機でズームレンズを付けての持ち運びを考えている人、拡張スペースを目的に買う人は注意してください。思った以上に機材が入りませんでした。

外観

カメラバックの表と裏はこんな感じの至ってシンプルなデザインで、ごくごく一般的なショルダータイプのカメラバックといった感じです。

カメラバックの収納力

この状態のカメラバックの中身はα7RⅢに24-105F4.0をカメラにつけ、交換レンズとして12-24F4.0を交換レンズとしていて入れています。

カメラとレンズを収納したときの中の様子です。
綺麗に収まっていますがこれがこのカメラバックの問題点。24-105F4.0よりも小型のレンズを持ち運ぶ場合は問題ないですが、24-105F4.0以上大きいレンズをカメラに着けた状態で持ち運ぶ際は交換レンズを持ち運ぶことは不可能になります。カメラ+レンズで高さにしておよそ18cmです。
自分がこの手のカメラバックに期待するスペックはカメラにレンズを付けた状態で+1本の交換レンズが持ち運べる事。ここが自分が求めていたものと違い部分でした。


またカメラを横にして収納していますが縦にした場合レンズがファスナーが締まるギリギリの高さに。縦でカメラを収納する場合もこれ以上大きいレンズは不可能でした。


ファスナーを閉じた状態。レンズの先がぶつかって張っています。この状態ではぶつけた時のことを考えると怖くて縦では収納できない状態です。

拡張スペース

このシューティングマルチカメラバッグの最大の特徴が拡張スペース。この拡張スペースを使えば70-200F2.8の大三元望遠ズームを持ち運ぶ事が出来るという謳い文句になっています。
望遠大三元と同等の大きさの100400GMを持ち運べるカメラバックとして非常に魅力的に感じました。

この部分に大きく期待していましたが、期待外れの結果でした。


拡張スペースを使い100400GMを収納した状態です。拡張スペースを使った場合はバックは自立しません。かつ剛性も全くなく、上の機材の重量を全て下に入れてある機材で重量を受ける感じの印象です。

また拡張スペースを使う上での大きな問題がまだあります。

拡張スペースに入れた100400GMを出そうとした場合はレンズフードが引っ掛かりレンズを出せません。ここに入れるレンズはインナーズームしか想定していない印象です。
無理やり引っこ抜く以外の方法は横に向けるか、逆向きにしないとスムーズに取り出すことは厳しいかったです。

総評

この手のデザインのカメラバックにしては値段が8,000円以上と相場よりも値段が高い今回のカメラバック。

他のカメラバックを大きく違う部分は拡張スペースですが、その拡張スペースを私は求めていたんですが上記に書いたように全く期待外れの仕上がりでした。
メイン収納スペースの高さがあと50mm高ければ、拡張スペースの剛性がまともであればという印象。

カメラ+レンズの全長が18㎝以上のカメラシステムで使用する場合は交換レンズの持ち運びは拡張スペースを使わない限り不可能です。

このバックはカメラバックでなくレンズバッグとして運用し、拡張スペースは使わないたいう方向けのものではないかというのが私の感想です。
またネット限定販売のため店で手に取って確認できなのでご注意下さい。
正直この値段でこれを買うなら、他のカメラバックを店頭でみて機材を入れて試してみて選ぶのが吉です。

凄く期待していた分かなり辛口のレビューとなってしまいました。

では、また。


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