皆さん、こんにちは伊吹です。
一眼カメラを買ったけど結局使い方が分からないから結局オートモードで撮っている人が多いと思います。
そんなカメラの使い方分からない人が、簡単で上手に写真を撮影出来る絞り優先モードを紹介します。
また今回は絞りやシャッター速度、ISO感度は分かったものとして話していますので、分からない人は以前書いた下の記事を読んでから読み進めて下さい。
また動画で見たいという方はYouTubeに下の動画をUPしてます。
目次
カメラの設定モードの難易度と種類
カメラの設定の難易度と種類はこんな感じです。各モードのざっくりとした説明は以下の通り。
プログラムオート:絞り・シャッター速度はカメラ任せ。残りのISO、露出、ホワイトバランスは操作できる。
絞り優先モード:シャッター速度はカメラ任せ。絞りとISO、露出、ホワイトバランスは操作できる。
シャッター速度モード:絞りはカメラ任せ。シャッター速度とISO、露出、ホワイトバランスは操作できる。
マニュアルモード:全て操作可能
絞り優先モードを何故勧めるか
絞り優先モードは絞りが操作できるモードです。ざっくりと分かりやすく説明するとボケやすさ、ボケにくさを操作出来ます。
絞り優先モードは大体のカメラでAモードと記載されていることが多いです。
本来ならプログラムモードを挟んでから、絞り優先モードにというのが順当かもしれません。ですが絞り優先モードを最初から進める理由は、一眼カメラを買ってこれまでと何が大きく違うかというと
よくボケた写真を撮ることが出来る
という事です。
どうせなら思いっきりボカして新しいカメラを楽しんで欲しいから絞り優先モードを最初から勧めています。
絞り優先モードを使うメリット
絞り優先モードのメリットはボケをコントロールできること。
それ以外にも絞り優先で撮ることで写真を撮影する際に、どの被写体をメインにして周りをボカすか、それともボカさずに写真全体を見せるかを考えるようになってきます。
そうすることで被写体を意識することでこれまであまり意識せずに、シャッターを押していたが被写体を意識するようになり、写真が上達しやすくなります。
作例比較
絞り開放の作例
絞った作例
上の二つの作例は同日に同じ場所で撮影した写真です。ともにピントは花にあわせています。
絞り開放の写真については花以外周辺がボケていて視線は花に行きます。
絞った写真もピントは花にり目線はまず花に行きますが、その後周囲に目がいき周りがどのような場所だったかが分かるかと思います。
こんな感じで何を写したいかをボケ(被写界深度)の強弱で有効的に表現することが出来ます。
絞り優先モードの落とし穴
かなり使い勝手のいい絞り優先モードですが苦手シチュエーションもあります。
動くものを撮る際はシャッター速度がコントロール出来ないため不向きになってます。
また、通常のオートモードと大きく違う点はISOと露出も自分で決める必要があります。
ISOはオート設定があるので上限を設定していればあまり気にしないでいいです。
(ISOはカメラによりますが上限の目安はマイクロフォーサーズ1600、APS-C2000、フルサイズ3200位)
露出は写真の明るさを決めるものです。
ミラーレスユーザーの人は画面を覗いて全体的に明るい場合は露出を下げて、暗いなーと思ったら露出を下げてください。
写真の中で一番明るい所が白くなりすぎてないか、一番暗い部分が黒くなって何もわからない状態になってないか的な視点で見てみて下さい。
1眼レフユーザーの人は撮った後の写真を見て明るくないか、暗くないかを確認してください。
本来はヒストグラムを見て判断しますが、今回は初心者向けという事で露出についてはまた改めて説明します。
まとめ
今回は絞り優先モードを説明してきました。
オートモードから移行したばかりだと慣れないので大変と思いますが、一眼カメラの楽しみであるボケをコントロールして上手く写真が撮れると凄くテンションが上がると思うので是非頑張って実践して見て下さい。
最後に一つだけ、記念写真とか観光地での写真の際は
ボカシ過ぎるとどこ行って撮ったか分からなくなる
のでボカすのは楽しいですが気を付けてくださいね。
では、また。