撮影記 登山・ハイキング

百名山・苗場山登山 草紅葉の高層湿原は天空の楽園


皆さんこんにちは、伊吹です。
紅葉には少し早くどこかに登山に行きたいとけど遠出はしたくないなー、とどこかいい山ないかなと考えている関東からも遠くない百名山・苗場山が思い浮かんだので苗場山に行ってきました。
木々はまだ色づき初めでしたが草紅葉は進んでいて、快晴の晴天も重なりかなり満足度の高い登山でした。

ただ苗場山はコースタイム的にかなり厳しかったのでそのあたりは行く方は注意してくださいね。

苗場山秡川登山口までのアクセス

車で関越自動車道の湯沢ICから30分程度

ウインタースポーツでおなじみの新潟県の湯沢インターが最寄りの高速のICとなり関東からはかなり行きやすい山です。
かぐらスキー場から登山口まではそこそこの距離の山道を走っていくので運転に自信がない方は注意してください。

また登山では珍しく駐車代が500円程かかります。流石はプリンス系列のスキー場内にある登山口(笑)

秡川登山口の登山リフトについて

料金 大人2,000円 子供1,000円
モンベル会員証提示で大人1,500円になりました
営業時間:夏山シーズンの土日祝6:00~8:00(登りのみ運転)
※2022年の情報です。詳細は確認下さい。

苗場山の登山は長丁場になるのですがそれを少し楽にできるのがかぐらスキー場の登山リフトです。
標高300m分の登りをリフトを使うと短縮できます。(コースタイムで1時間短縮

苗場山登山の注意点

●苗場山は山頂の高層湿原が最高なのでコースタイムを検討する際に高層湿原ハイクも入れた登山計画を。
リフトは登りのみで営業時間も営業日も注意が必要
●リフトはモンベルの割引が効くので会員証を持って行くのを忘れないで
●秡川コースは雨が降ると登山道が沢のようになるんでゲイターなどは持って行ったほうが良い
●登り返しがとても辛い

苗場山を登って感じたはことは上記の点。
特に秡川コースで登山の場合は山頂に到着しても高層湿原を散策する行程は入っていないので、計画時には高層湿原散策をしっかりと入れておいた方がいいと思います。
高層湿原はかなり広く、かつ周回コース的になってないので散策すると1時間から2時間は余裕で時間がかかります。ただでさえコースタイム的に厳しい苗場山にその時間を追加するのは厳しいものがあるかもしれません。(だからリストの時間短縮が有効的ですが)

苗場山登山 秡川コース 山頂直下まで

登山口の駐車場から20分程度でリフトに乗るか乗らないかの分岐に到着。

苗場山和田小屋前 リフトとの分岐

α7RⅢ + FE 16-35mm F2.8 GM

ここでリフトに乗らないと樹林帯を1時間登ることになるので体力の乏しい自分は背に腹は代えられず。リフトを使うことに。

苗場山登山 かぐら第一リフト降り場

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

リフトを降りた景色。標高1400mから一気に1700mまで一気に登ってこれました。この時はリフトって意味はあるのかと思ってましたが、最終的にはこのリフトでの体力温存がデカかったと痛感しています。

苗場山登山 休憩ポイント 紅葉

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

紅葉の苗場山登山

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

リフトから1時間位登ったら休憩ポイントに。この辺りから視界が広がってきます。なにより紅葉が始まり色が変わり始めているのがとても嬉しく、この日の登山の期待値が増していきます。

苗場山登山道からの田代湖

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

紅葉が進みつつある木々と一緒に眼下に田代湖が見えてきました。かぐら・三俣スキー場からも見えた田代湖ですがここまで小さく見えるほど登ってきたという達成感。
知っている景色をいつもと違う視点から見れるというのも登山の魅力の一つ。

登山道を進み、ようやく本日のメインの苗場山の山頂が見えてきました。

苗場山登山 秡川コースからの苗場山山頂

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

快晴の秋晴れ。絶好の登山日和でテンションは上がりますが、ここから100m程下ります。行きはいいけど帰り辛そうだな―って思ってたら案の定帰りの登り返しでは死にかけの金魚のようにパクパクしながら登ってました(泣)

苗場山登山道 神楽峰

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

下りきった所で振り返り。帰りはこれを登るのか―と若干テンションは下がります。なんで登り返しって死ぬほどきついんだろうか。。。

苗場山登山 山頂直下急登

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

苗場山山頂までの急傾斜。これから一気に標高を200m登りきれば山頂に。。。
トレッキングポールをしまう必要はなかったですがそこそこの急登でした。

苗場山山頂 絶景高層湿原ハイク

急登を登り切り後はほぼ平坦な山頂の高層湿原エリアに。

そこでいきなり広がっていた光景は。。。

苗場山山頂 高層湿原

α7RⅢ + FE 16-35mm F2.8 GM

苗場山 天空の楽園 高層湿原

α7RⅢ + FE 16-35mm F2.8 GM

苗場山 草紅葉の高層湿原ハイク

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

ヤバい。。。

何ですかコレ??

高層湿原広がってるのは知ってたけど思ってた以上に広すぎる
個人的には蓼科の山頂くらいの広さかなーなんて思ってましたが想定のはるか上の絶景が、天空の楽園って言葉はオーバーな表現でもなく真っ当な比喩でした。

苗場山 人の顔の池

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

こちらは有名な顔に見える池とのこと。草紅葉が肌色に見える事もありより顔に見えます(笑)

苗場山 山頂付近

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

こちらは苗場山山頂付近からの様子。2000m級の山の頂上付近でこの光景見れる素晴らしさ。

山頂付近で少し休憩して、せっかくここまで来たからと高層湿原を散策することに。

苗場山 草紅葉の高層湿原

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

苗場山 高層湿原

α7RⅢ + FE 16-35mm F2.8 GM

苗場山 池と紅葉と湿原

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

想像を超えた景色をみて最早表現する言葉がヤバい、凄いしか出てこない状態に。

苗場山 秋の天空の楽園

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

秋の苗場山登山

α7RⅣ + FE 24-105mm F4.0 G

ほんと今日ここにきて本当によかった。天気、紅葉の進み具合とタイミングに本当に感謝しかありません。

苗場山 池と紅葉

α7RⅢ + FE 16-35mm F2.8 GM

高層湿原を散策し、苗場神社を超えて20分程度行った場所にある大き目な池のほとりで散策は終了。
山頂付近の高層湿原でおおよそ2時間半ほど過ごし下山開始しました。

登り返しと行きはリフトでスルーした区間がかなりぬかるんでいたり、滑りやすくなっていたりでバテバテになりながら何とか登山口まで下山しました。

終わりに

今回の写真については紅葉シーズンということで全てPLフィルターをかけて撮影しています。
PLフィルターを使って葉っぱの反射を取り除くことでより色を綺麗に出すことが出来、晴天時に紅葉の撮影をする場合はPLフィルターあるとより綺麗な写真が撮れます

急遽思い立って行った苗場山でしたが天候、紅葉の進み具合が重なり最高の登山でした。
長野エリアよりも関東から近く行きやすい事もありこれから残雪期高山植物が咲く時期などにもまた訪れたいと感じるほど魅力的な山。

高層湿原の散策までするとコースタイムがかなり必要になってくるので登山前はしっかりと計画を立てて行って下さい。
苗場山登って高層湿原を歩かないのは非常に勿体ないと思うので行く際は是非足を上してみて下さい。

では、また。

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