カメラ関係 撮影方法・現像方法

写真が劇的に上達する方法 RAW現像(レタッチ) ~RAWってそもそも何のこと~

皆さんこんにちは、伊吹です。
RAWやレタッチは写真をある程度撮っていると耳にする言葉だと思います。
タイトルの通り写真が劇的に上達する方法としてレタッチがありますが、レタッチ以前にそもそもRAWって何??ってことについて噛み砕いて書いてみました。
RAW現像(レタッチ)を行うとこれだけ変化します。

RAW現像

JPEG 撮って出し

JPEG撮って出しではお城の壁面や木などがかなり暗くなってしまっています。
RAW現像を行うことで暗くて色が分からなかった木の葉っぱの色が戻って、空の色も青空が青く、そして夕焼けが鮮明になっています。
下の写真だと撮った後に見返すと失敗したっと感じますが、RAW現像をすることで写真のクオリティの底上げが出来ました。

ではRAW現像ってどんなものなのか?

分かりやすく料理で例えます。

【通常のカメラ撮って出し(JPG保存)】
食材を集めて(写真を撮る)、食材を料理人が料理し(カメラが現像)、完成。
【RAW現像】
食材を集めて(写真を撮る)、自分で好きな味に料理し(RAW現像する)、完成。

大きな違いは自分でレタッチをするかカメラに任せるかです。
RAW現像を行いわない場合でも撮影前に適切な設定(ホワイトバランス、、シャープネス、ISO感度、ピクチャーモード等)を行うことでカメラの撮って出しの方向性を変えることはできます。
カメラの能力・性能を理解してRAW現像以上の追い込みを現場で行い、その場で完璧に仕上げてしまう人もいますが。
それが出来るのは料理の工程・手順を把握(カメラ)し、素材(被写体)の特性を理解していないと厳しいです。

RAW現像のメリット
・ホワイトバランスを後で変更できる。
・露出をリカバリーできる。(限度はあるが)
・コントラストのメリハリをつけたり、ゆるふわ雰囲気の写真両方ができる。
・トリミングや水平を調整できる。
・ゴミ等小さく写ってほしくないものも消すことが出来る。
・将来的に写真のレタッチスキルやソフトウェアの進歩で写真をブラッシュアップできる。
・上記のメリットにより写真を撮る際に注意する項目が大きく減る。構図、露出、ブレ、F値、シャッタースピード、iso感度ぐらいでいい。
・撮った写真をもう一度見直すことにより、撮った写真の課題や良かった点を発見できる。

ざっくりと上げてみましたが、個人的に下3つのメリットが特に大きいと感じてます。

RAW現像のデメリット
・RAWファイルは容量が大きいのでSDカードとパソコン共に容量を圧迫する
・RAW現像をするパソコンはある程度のスペックが必要になる。(メモリ16GBは必要)
・写真を撮った後にもレタッチで時間がかかる
・RAW現像を行うソフトで一般的なlightroomはお金がかかる(月額千円程度)
・RAW現像するからと現場で写真を撮る際甘えがでる。(私限定?)

ではRAW現像を行うにはどうしたらいいのか。
まずはRAWで保存する必要があるのでカメラの保存方法をRAW+JPEGに変更したらRAWでの保存自体は簡単にできます。
RAWだけにしないのはJPEGが現像の際に見本となるので、迷子にならないといった意味でもJPEGでも写真を保存しておいた方がいいです。
そしてRAWを弄るためには現像ソフトをパソコンにインストールする必要があります。現像ソフトは大半の人が利用しているソフトはlightroomですが月額千円程度かかってきます。最初はフリーソフトでと考えているなら各カメラメーカーが提供しているRAW編集ソフトを利用するかlightroomの7日間体験期間があるのでそちらを試すといいと思います。
また、試しにRAWで保存して見てカメラの機種によってはカメラでRAW現像をできる機種もあるのでカメラで試してみるのもありです。
是非一度RAWを弄ってみてください。

では、また。

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