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5月 残雪期の黒部立山アルペンルート 室堂~みくりが池温泉(雷鳥)編

皆さんこんにちは、雷鳥の可愛さに身も心も骨抜きにされた伊吹です。

室堂は黒部立山アルペンルートの最高地点であり、雷鳥が多数生息しているエリアです。5月初旬、豪雪地帯の標高2,400mは白銀の世界となっていました。この時期の室堂といえば、雪の大谷・冬の装いの雷鳥・雪に覆われた北アルプスが代表的な観光名物になってくると思います。凄く贅沢な組み合わせです。
ちなみに雪の大谷は解放時間が決まっています9:30~15:15までとなっているため、早かったり遅かったりすると見れないのでご注意を。私は旅行1日目の16時から見ようとしたら終わっていて翌日に改めました。

前回、大観峰から室堂に日本で唯一走行中のトロリーバスで戻ってきて、本日泊まる予定の日本一標高の高い温泉、みくりが池温泉に向けて雪の室堂を散策していきます。
徒歩僅か15分程度の距離であっても、圧倒的な被写体力の暴力と化した雪の北アルプスの洗礼を受けました。

α7RⅢ + FE 12-24mm F4 G

白銀の世界と蒼穹の空、眩しい太陽と霞んでますが奥に見える富山湾。暴力的なほど美しい世界となっていました。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

この手前のくぼ地の部分がみくりが池です。まだ少ししか水がありませんが、雪解けが進むとこちらも更に綺麗になってくるでしょう。

α7RⅢ + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD

ちなみにこちらが8月初旬のみくりが池です。8月でも雪はしっかり残っています。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

足跡がいい感じになっていたので撮影。この足跡の人はバックカントリーに向けて旅立ったのでしょうか。それとも温泉の管理人なのか、気になりますが分かりません。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

こちらは室堂から歩いてきた道です。ちゃんと踏み固められており、基本的にハイカットの登山靴の中には雪は入ってきませんでした。踏み固められてないところを歩くをハマるのでご注意を(笑)

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

ズームで被写体探しているとこれから登る人を発見。意外とズームが楽しい晴れた雪山。広角もありですが望遠もありでした!

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

地獄谷が見える場所から撮影。豪雪地帯といえど温泉が湧き出る場所は雪は積もらず、湯気が途切れることなく出ています。ここ源泉の温泉に入りまいしたがいいお湯でしたよ。妙に肌がヌメヌメすると思ったらpHが2.28で納得しました(笑)

絶景の圧倒的な物量にボコボコにされながらみくりが池温泉を目指していると、すれ違った親切な人が「先に雷鳥いたからまだいるかも」と神託をいただけたので雷鳥のいる場所へ。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

無事教えてくれた方の場所にいました。立山のアイドル雷鳥様。流石圧倒的な人気を誇ることだけあり、人間がこようがピクリとも反応しません。これが、人気者の余裕・貫禄ってやつでしょうか。というか少しは警戒をいだいた方がいいのでは、と逆に心配するレベルです。ファンだって調子乗って暴走するときだってありますよ!

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

こちらは宿にチェックイン後、夕食まで時間があるため散策をしていたら宿のすぐ近くで遭遇。歩いているところ撮れるとか、マジ幸せです。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

雪と青空と雷鳥。単純だけどもう被写体力だけで写真が完成してしまいました。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

縦構図に変えてパチリ。こちらは夕方の日差しがいい塩梅で雷鳥を照らしてくれています。雷鳥写真をもっと上げたいですが流石に自嘲します(泣)

みくりが池温泉は18時に夕食のためいったん宿に戻りました。山小屋?のため夕食開始時間は一律で出来れば日の入り後にゆっくり夕食をとりたかったです。


ですが、みくりが池温泉の食事は想像以上美味しく、民宿以上のクオリティで驚きました。出てきた一品一品がおいしく登山者が利用することもあってボリュームもあり、更に温泉も源泉かけ流しで本当にここは山奥なのか?ってクオリティでした。

美味しい夕食を日の入りの時間までに食べいざ、撮影開始。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

雪山の夕暮れは唯々、美しい。初めて目の当たりにし、その圧倒的な被写体力の暴力としか表現できません。もう、構図や被写界深度とか考える余裕なんてなかった。本当に扇情的、官能的で脳に直接入ってくる感じです。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

あいにく西の空は少し曇って綺麗に焼けてはいなかったですが、雲間から漏れる夕焼けが綺麗に写ってくれました。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

圧倒的な被写体力の暴力に曝されながらも何とか意識を保って撮れたお気に入りの一枚。尾根線のラインと海と空のグラデーションが綺麗に収まってくれました。

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

翌朝、チェックアウトし昨日見れなかった雪の大谷へ。

こちらは当たり前ですが観光客がたくさんいました。行ったときは積雪の高さは最大15mでした。圧倒的でしたが、正直観光名所といった感じで少しもの足りませんでした。

こんな感じで室堂周辺を散策してきました。
この時期は必要となる装備は多いですが、日帰りでもしっかりと準備してみくりが池温泉まで歩いてみると残雪期の室堂を堪能できると思います。荷物が多くなると心配な方は室堂駅にはコインロッカーがあります。平日であればコインロッカーに荷物預けて身軽で歩くことができますよ。(休日は行ってないのでコインロッカーが空いているか分からなくてすみません)
散策中に運が良ければ冬毛をまとった雷鳥に会えます。グエーとカエルみたいな鳴き声が聞こえたら、そこに雷鳥がいるので聞こえてきた方向を探してください。

そしてもし予約が取れるのなら日帰りとは言わずに、みくりが池温泉に泊まって美しい立山の山々を存分に味わってほしいです。ぜひ雪山の北アルプスの圧倒的な景色を感じてください。そして写真を撮る方は感じるまま撮るのもいいですが、感じるままに撮ると同じような構図の写真ばっかりになるので意識を保ってください(笑)いっそカメラなんていらないと思えるほどの景色です。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

望遠でアップした山頂付近の写真。スキーで降りたらしき跡があるけど、板持って登って更にこの急斜面降りるとか常人には不可能ですよね。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

こちらはシュプールに沿って登る人たち。バックカントリーの人たちですかね。

では、また。


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