撮影記 旅行

写真家 林 祐介さんの撮影ツアーに参加し美瑛で北海道らしい写真を撮ってきた

深山峠からの日の出
皆さんこんにちは、伊吹です。

北海道と想像すると地平線や緩やかな丘に広がる畑、そしてそこにある1本の木みたいな定番の北海道のイメージです。ですが、自分が何度も北海道に来ているのに北海道らしい写真を撮ってないことに気づいてしました。

前日も美瑛周辺にいたこともありタイミング見計らっていつか参加をしようと思っていた、美瑛をホームとして活動されている写真家 林 祐介さんの撮影ツアーに申し込み、半日の撮影ツアーに参加させていただきました。

半日ツアーにした理由はその日の夕方に釧路空港から戻る必要があったので時間的制約で半日ツアーしか申し込めませんでした。

半日ツアーに参加して感じたことを簡単に下にまとめました。

ツアーに参加して感じた良かった点
〇プロ写真家のホームグラウンドでの撮影ツアーなので、定番スポットだけでなく初めて行く人が知らない場所まで案内してくれ、バリエーションが豊かな写真が撮れる。
〇撮影地に着いて写真を撮り、林さんがいいと感じ撮影した写真を手本として見せてもらうことが出来るので、構図を真似て撮ることで撮れ高が上がる。
〇日の出前から日の出後という一刻一刻景色が変わる時間帯で各時間帯や天候で一番撮れ高の高い撮影地を案内してくれた。
〇プロ写真家の横で撮影させてもらえるので凄さを肌で感じることが出来る。(ほんのわずかな時間でその日の条件に合わせた風景を切り取る凄さ)

ツアーに参加して凹んだ点
〇当たり前ですが、自分が普段撮る写真より圧倒的に撮れ高が上がるので技術の差を如実に痛感出来ます。写真見返して凹みました。

ツアーの費用は1人参加半日ツアーで20,000円(2020/8/23時点)となっていましたが撮影時間や参加人数で異なります。
詳細は林さんのHP↓で確認下さい。

ツアーで行く先は季節やその日の天気や気象条件によって変わるみたいです。半日ツアーに申し込んだしても私と同じコースになるとは限りません。

日の出前の早朝4時前に合流し、林さんの車で移動開始。撮影ツアーが始まります。

美瑛の朝焼け

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

早速夜明け前の空のグラデーションとシルエットを美瑛どこかの丘で。ツアー開始直後でこの景色に出会え期待値が膨らみます。

美瑛の朝焼けと十勝岳連峰

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

日の出前の明るさは高画素機のα7RⅢにはちと酷だったみたいでMFに切り替えました。普段AFの身としてはMF難しい(汗)改めて見るとピント甘い。

十勝連峰と美瑛の朝

α7RⅡ + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM

ツアー開始直後は24-105で撮ってましたが、うまく切り抜けないことと林さんは70-200のレンズで撮っていたので、100-400のレンズに切り替えました。美瑛で写真撮るなら標準域は70-200ですね。

早朝の朝霧に包まれる深山峠

α7RⅡ + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM

日の出は上富良野の深山峠の展望台で撮影することに。朝霧がいい感じに出て来ました。これは日の出とのコラボが期待できるのではとテンションが上がります。

朝霧に包まれる深山峠と十勝岳

α7RⅡ + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM

十勝連峰を入れて朝霧と。徐々に明るくなってきてAFが効く様になってきました。AF万歳。文明の利器最高です(笑)

深山峠からの日の出

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

日の出直後の様子。思った以上に霧が濃くなってきました。手前の丸い草は刈り取られた今は亡きラベンダーの残骸です。コロコロして可愛かったんで広角24mmで撮ってみました。

深山峠展望台からの観覧車

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

角度を少し変えていい感じに霧がかかっている家と小さな観覧車があったんでパチリ。

深山峠展望台の朝霧

α7RⅡ + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM

濃かった霧も段々と晴れてきて、無事日の出後のシャーとなっている写真が撮れたので深山峠展望台を後にしました。

深山峠から美瑛方面に戻り中、他の撮影スポットで撮影しつつも朝食の休憩時間まで少し時間あったので青い池に向かってくれることに。

早朝の青い池

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

青い池は青かった。青い池は光の関係で色が変わり青く見える池です。去年きた時は曇っていたので緑の池でした。

曇りの青い池は緑

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

去年来た時の青い池(緑の池)です。ここまで天気によって色が違う池みたいです(泣)晴れた日に来れてよかった、青い池。

青い池とススキ

α7RⅡ + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM

林さんからススキがいい感じと言われたので撮ってみました。青い池に来たら池と枯れ木に目がいってしまいますが、そこに気づけるのは流石です。上手く切り取れた?かな。

富良野の畑

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

朝食休憩挟んで、後半戦スタート。特に有名でもない1本の木とのこと。これが有名でないってところが北海道凄さです。

美瑛マイルドセブンの丘

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

こちらは有名なマイルドセブンの丘。林さんの写真を参考に地面をギリギリしか入れない構図に。普段の自分だともう少し地面を入れた三分割構図にしたくなる中、目から鱗な構図でした。

セブンスターの木の近くの道路

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

セブンスターの木の近くの道路。道路、畑、青空に雲が最高のバランス。こちらも林さんの手本の写真を参考にしています。アドバイス前は道路を真ん中に持ってこずに少し斜めからとっていました。

セブンスターの木の近くの並木

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

こちらもセブンスターの木の近くで撮影。雲の配置が絶妙ですが場所を動いたり、雲が流れてくるタイミング見て撮影しました。

こんな感じで北海道の美瑛を中心にTHE北海道の美味しいところを堪能できた撮影ツアーでした。
まだまだ紹介できない写真は多数あります(撮れ高が高過ぎたため)がもっと北海道の景色を見たいという方は直接訪れてみることを激しくおススメします。

今回私自身初めてプロの人と一緒に行う撮影会に参加させていただきましたが、プロの人と一緒に同じ場所、同じ時間で撮影でき、撮影したものも見せて貰えるという貴重な経験が出来ました。
また、観光で初めて訪れた場所で季節・時間帯・天気を考慮して最適な場所で撮影するのは実質不可能ですので、北海道で美瑛の写真をしっかり撮りたい、プロの写真の現場を見てみたいという方は申込をして損はしないどころか申し込むべきです。
写真を始めたばかりの人もプロレベルの写真を自分で撮れるので撮影の楽しさを感じることが出来ますし、レベルに応じた対応をしてくれると思うので安心して申込して大丈夫だと思います。
(気難しい先生といった方ではないので、人柄もよく親しみやすいので移動中も撮影の小話などしてもらって楽しく過ごせました)

林さんの撮影ツアーに行く前に準備したほうが良かった事が何点かあったので最後に書かせてもらいます。

事前に準備したほうが良いこと・もの
〇早朝は暗いので三脚を使った撮影に慣れていたほうが良かった。
(三脚の使い方が分からない方は教えてもらえると思いますが時間がもったいない)
〇早朝は暗いためカメラの機種によってはAFが効かない状況になるので暗い場所でのMF撮影に慣れておく
〇夏でも北海道の早朝は想像以上冷える(気温一桁行くか行かないくらい)ので防寒装備を準備する。
〇撮影機材では35㎜換算で70-200の焦点距離はほぼ必須(特に100-200)。標準域のレンズは北海道の景色が広大なため広く撮れ過ぎるため。
〇望遠レンズが三脚座装備可能な場合は三脚座を事前に装着しておく。

このあたりが一緒に撮らせてもらって、事前に準備しておいた方がより楽しめたなと思った部分です。
特に望遠域のレンズはツアーに参加するしない関係なく、北海道で風景を撮るなら必要なレンズと北海道を色々と巡ってみて感じているので行く方は望遠レンズ持っていてください。

美瑛の畑

α7RⅢ + FE 24-105mm F4 G

こちらは畑と木を見に行ったらいいタイミングでトラクターが来てくれた写真です。

では、また。

-撮影記, 旅行
-,

© 2024 旅かめら Powered by AFFINGER5